2019年1月25日金曜日

[LIVE] 限りある限り

藤原愛さんのライブは何度も観ているが、共演は久しぶりだ。いつもその演奏に圧倒されてばかりだったが、この日は彼女の音楽のなかに自分の居場所を見つけることができて、心地良くその世界に浸ることができた。おそらく共演者として彼女のパフォーマンスに触れたから、ということもあるだろう。自分の出番を終えた解放感も手伝って、頑張ったご褒美に子守唄をひとつもらったような、美しい時間だった。

チバさんとの共演も久しぶりだ。人を楽しませたい驚かせたいと思いながらも、どこかシャイな文学青年のような面影を残すチバさんに、私は共感を抱いているのだと思う。エレキギター、足鈴、足元に並んだエフェクターたち。そのどれもがお飾りでなく、こうでなければ歌えない、こうする以外に演奏する方法がない、というような表現上の必然性があり、受ける印象は華やかだがストイック、一貫して清々しい。全国各地で歌い続けてきた男だけが発する色気のようなものに、しばし感じ入った。

ハマノさんの次が出番だった私は、その時間冷や汗を流しながら楽屋で準備をしていたため、ライブについてここで知ったふうなことを書くのは控えたい。ただハマノさんの帽子が吹っ飛ぶ瞬間だけは、たまたま目にした楽屋のモニターでしっかりと確認できたので、いつもどおり最高のステージだったことは間違いないだろう。また共演できることを願っています。

さて、9分に届くかという長尺の新曲「おやすみ」。タイトル通り全員寝てしまうのではないかと恐怖を感じつつの演奏だったが、思った以上の反応を少なくない方からもらい、胸を撫で下ろした。歌詞に若干納得のいかない部分があったので、現在も修正を重ねているが、この日歌ったバージョンよりも確実に良くなっていると思う。次回2月11日のライブで完成形をぜひ聴いてほしい。この日は私の誕生日の前日でもある。だからどうした。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。またAPIA40でお待ちしています。

2019年1月16日(水) 学芸大学APIA40
『限りある限り』
1.あきらめてからが東京
2.アメリカ
3.おかえり
4.過ぎ去ったものだけが美しくなれる
5.おやすみ(新曲)
6.ロミオはジュリエット