2019年12月31日火曜日

[LIVE] FXXK TOKYO, FXXK OLYMPIC

終演後、なぜかミカンを持って記念撮影をする三人


『東中野の階段を降りて』
2019年12月11日(水) 東中野Cafeじみへん
1. お前を逮捕する
2. 誰かがカラーコーンを
3. あの街
4. ディズニーランドで
5. 栄光の架橋〜すべての公衆便所に
6. 日の丸のなかを歩いていく
7. 恋をしてから(新曲)
8. 結婚なんてぶっとばせ

 湖春さんからイベントに誘って頂いたとき、自分もこの三人には何か共通点があるように感じた。自分のことは置いておくにしても、湖春さんも古田くんも言葉を使って何かを伝えようとするときの足腰が本当にしっかりしている。古典的なフォークソングを土台にしながらも、現代的な感性がたしかに息づいている作風。友部正人や初期のブルーハーツ等を補助線に引いてもいいのかもしれない。天才型と評されることの多い湖春さんにしても、歌詞冒頭での場面の提示やそこから展開していく話の筋など実に的確で、自分の内側だけでなく外側にも通じる言語でもって物語を進めていく力を持っている。なぜこういうことができるかというと、それはまず二人が良きリスナーであり、良き読者であるからではないだろうか。作家にとって大事なことは、どれだけ大きな声を出せるかではなく、どれだけ小さな声に耳を澄ますことができるかだ。二人の<耳の良い>ソングライターに挟まれてステージに立てたことは喜びだったし、付け加えるとこの夜は客席にも素晴らしいソングライターたちが集まっていた。良い歌には良い歌が集まってくる。楽しい夜だった。
 12月の新曲は「恋をしてから」。久しぶりに三拍子の曲を。一年に渡って毎月続けてきた新曲作りの最後を飾るにふさわしい曲だったかどうかは分からない。が、こういう可愛らしい小品で締めくくるのも悪くないと思えた。一年間見守ってくれた皆には心から感謝したい。そして2020年2月18日(火)、今年作った12曲をまとめて披露する機会を頂くことができた。学芸大学APIA40にて、いたづらマニアさんとのツーマンライブ。いたマニも今年一年新曲を作り続けてきたという。その数なんと13曲。お互いに2019年に作った曲だけでのステージ。フレッシュな夜になりそうだ。是非足を運んで欲しい。


15年前と同じ衣装で


『陰陽エクリプス 不破雷同編』
2019年12月21日(土) 学芸大学APIA40
1. ダンス
2. ジェリーは歌う理由をさがしている
3. Tシャツ(作詞・作曲:田中眞紀子)
4. 誰かがカラーコーンを
5. おやすみ
6. おかえり

 気志魁星氏のライフワークともいえる自主企画ライブ「陰陽エクリプス」。今回は「普段ソロで活動している男女にこの日だけのデュオを組んでもらう」という趣旨のイベントで、私はピアノ弾き語りの田中眞紀子さんにお願いしてめでたくコンビ結成となった。眞紀子さんと知り合ったのは10年以上前で、折に触れて気にかけて頂き、震災後は東日本でのツアーに同行させて下さったりもした。彼女と出会った頃によく歌っていた二曲「ダンス」「ジェリーは歌う理由をさがしている」や、いつか機会があれば歌いたいと思っていた彼女の名曲「Tシャツ」など懐かしい曲を取り上げ、ステージ衣装もその頃自分がしていた格好を再現してみたのだが、これは当時を知る人が客席におらず特に反応はなかった!
 本番はもちろん楽しんでできたが、ライブ終了直後はもう少し良い演奏ができたかな、と悔しい思いがないではなかった。眞紀子さんも私も、もっと良いテイクをスタジオで聴いて知っているからということもあるだろう。しかし今このブログを書くためにこの日のライブ録音を改めてCDで聴いてみると、これがなかなか、いや、全然悪くない。自分のボーカルはいつもより力み過ぎのように感じるが、眞紀子さんのピアノは立っていて実に瑞々しい。素晴らしいパートナーと一緒に演奏できたのだな、と今更感動している。マッキー、ありがとう。また一緒にやろうね。


"FXXK TOKYO, FXXK OLYMPIC" LIVE TOUR 2020 

1/26(日) 東中野Cafeじみへん 他
『東中野ミュージックストリート2020』
出演:松浦健太(vo,g)、湖春(vo,g)、古田桂介(vo,g)、西山正規(vo,eg)、逢坂利恵(vo,g)、中川五郎(vo,g)、南正人(vo,g) etc…

1/29(水) 学芸大学APIA40
『GOOD WORDS TO BAD WORLD』
出演:青木マリ(vo,eg)、松浦健太(vo,g)、藤原愛(vo,p)、花村雷蔵(vo,eg)

2/18(火) 学芸大学APIA40
『松浦健太×いたづらマニアツーマンライブ』
出演:松浦健太(vo,g)、いたづらマニア(vo,p)

2/21(金) 荻窪Doctor’sBAR
浦邉力presents『Storytellers』
出演:浦邉力(vo,g)、松浦健太(vo,g)、白鳥麻子(vo,g)

3/3(火) 学芸大学APIA40
『豊田ヒデノリ1stアルバム「Come Back」発売記念スリーマンライブ』
出演:豊田ヒデノリ(vo,g,p)、古田桂介(vo,g)、松浦健太(vo,g)

4/23(木) 亀有KID BOX
『松浦健太×プレジー3吉ツーマンライブ』
出演:松浦健太(vo,g)、プレジー3吉(vo,g)

2019年12月3日火曜日

[LIVE] 日光江戸村で

 11月の新曲は「日光江戸村で」。「ディズニーランドで」、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで」に続く、テーマパーク三部作の完結編だ。当初この三部作を完成させるつもりはなかった。「ディズニーランドで」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで」の演奏後に「(今日はやりませんが)まだ日光江戸村で、という曲もあるんですよ」と言ってウケを狙うためだけの、タイトルだけ存在する曲にするつもりだった(参考:赤い洗面器の男)。

 しかし新曲発表ライブも11ヶ月目となると、私の持てる力では完全にネタ切れである。「もし来月何も思い浮かばなかったら、タイトルだけのあの曲を本当に作ればいいだろう」と思っていたそれに、ついに手をだしてしまった形だ。日光江戸村で。それは最後の切り札であり、奥の手だった。もう私には何のモチーフも残されていない。

 しかもこの三部作、持ち時間30分の通常のライブでは、かなり場所を取る。おそらく三曲続けて演奏する機会は限られてくるだろう。「ディズニーランドで」は1曲だけで演奏できるが、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで」や「日光江戸村で」は、単体で演奏しても面白くない。「今夜のお客さんは(この三部作を聴かされるハメになって)運が悪かったと思って下さい」と言ったが、とんでもない。本当はラッキーボーイズ&ガールズだったのである。おめでとうございます。懲りずにまたライブに足を運んでください。
 
 さて12月である。今年一年を締めくくる12曲目の新曲はどんなものになるだろう。今はまだ何も浮かんでこない。

2019年11月28日(木) 学芸大学APIA40
1. 誰かがカラーコーンを
2. ディズニーランドで
3. ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで
4. 日光江戸村で(新曲)
5. 栄光の架橋〜すべての公衆便所に
6. おかえり
<アンコール>
7. ロミオはジュリエット