今週の日曜日、東急東横線学芸大学駅から徒歩10分のライブハウスAPIA40で『遠藤ミチロウ復活祈願★This is not the end.』というイベントが開催される。出演はTHE、Devil Dalipop、松浦健太の三組。一組ずつ紹介していこう。
THE。聞き慣れないバンド名だが、メンバーはナポレオン山岸さん(ギター/元ザ・ファントムギフト)、西村雄介さん(ベース/元STALIN、MOST)、関根真理さん(ドラム/渋さ知らズ)の三人。つまりミチロウさん抜きのTHE ENDというわけで、END(エンドウ)がいないのでTHEということだろう。THE ENDはミチロウさんが「最後のバンド」として2015年に結成したロックバンドで、ライブではTHE DOORSのカバーを中心にTHE STALIN/STALINの曲も演奏しているが、今回は三人での出演、一体誰がどの曲を歌うのか気になっているひとも多いだろう。先月15日、68歳の誕生日に公表されたミチロウさんの膵臓がん。遠藤賢司、ECDの訃報がまだ生々しく記憶に残っているだけに、一報を聞いたときは「まさか」という思いでしばらく呆然としてしまった。しかし、もちろんこれは追悼ライブではない。おそらく最初で最後になるだろうTHEのスペシャルライブ(言わずもがなミチロウさんは必ず復帰し、すぐに四人揃ったTHE ENDを見れるようになるだろう)を、皆で思い切り楽しもう。
Devil Dalipop。このバンドのダークでシュールな世界観は、ミチロウさんがそのキャリアを通じて表現してきたものと通ずるところがあるように思う。平野勇さん(ドラム/マリア観音)はComment Allez-Vous?等でミチロウさんやナポレオンさんと一緒に演奏もしている。メンバー全員まさにロックミュージシャンといった華があり、オーラを放っているが、三人とも驚くほど気さくだ。ミチロウさんにしてもそうだが、凄い人たちほど気さくである。本物は虚勢を張って自分を大きく見せる必要が無いからだろう。どうしようもない奴ほど偉そうに振る舞う。どうしようもない自分としては学ぶところが多い。音楽。人柄。大好きなバンドだ。
松浦健太。強力な二つのグループに囲まれての出演となったが、一人での弾き語りこそミチロウさんの大事な核の部分だろう。今年二月の『遠藤ミチロウ×中川五郎ツーマンライブ』でオープニングアクトをやらせてもらったときには、まさか同じ年に復活祈願ライブをすることになるとは思ってもいなかった。あの日ミチロウさんはライブ後すぐに楽屋から出てくると、五郎さんの『トーキング烏山神社の椎ノ木ブルース』を買うために汗だくのまま物販コーナーへと駆けて行った。CDを手に入れたミチロウさんの嬉しそうな顔を、昨日のことのように思い出すことができる。12月23日、すべての予定を蹴ってAPIA40にやってくる頑固なミチロウファンたちを決して退屈させない演奏をすることを、ここに約束する。ぜひ会場まで足を運んでほしい。
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2018年12月23日(日) 学芸大学APIA40
『遠藤ミチロウ復活祈願★This is not the end.』
時間 open 18:30 / start 19:00
料金 前売 ¥2,500 / 当日 ¥2,800 (ドリンク代別)
出演 THE[ナポレオン山岸(eg/ex.ザ・ファントムギフト)+西村雄介(ba/ex.STALIN,MOST)+関根真理(dr/渋さ知らズ)]/ Devil Dalipop[デビル(vo,p/ex.麝香猫)+平野勇(dr/マリア観音)+マヒマヒ(sax)]/ 松浦健太
ご予約・お問い合わせは majordebutrecords@gmail.com まで